EC運営代行で失敗する会社の共通点と、契約前に確認すべき7つのこと
「運営代行に頼んだのに、売上がまったく変わらなかった」「毎月お金だけ出ていって、何をしてくれているのか分からない」。
EC運営代行の相談を受けていると、以前に別の会社で失敗した経験を持つ方によく出会います。そして、その失敗にはいくつかの共通点があります。
この記事では、EC運営代行でよくある失敗のパターンと、契約前に確認しておくべきことをまとめました。
よくある失敗パターン5つ
1. 作業はしてくれるが、改善の提案がない

もっとも多いのがこのパターンです。言われたとおりに商品登録やページ更新はしてくれるものの、「なぜ売上が伸びないのか」「次に何をすべきか」という提案がありません。
作業の代行と、売上の改善は別物です。依頼先が「改善」まで担うのかを、契約前に確認しておく必要があります。
2. 何をしているのか見えない
月に一度、売上の数字が並んだだけのレポートが届く。どんな施策をして、どんな結果になったのかが分からない。これでは、続けるべきかどうかも判断できません。
3. 広告費だけが増えていく
売上を伸ばすために広告費を増やすのは簡単です。しかし、広告費が売上以上に増えていれば、利益は減っていきます。売上だけを目標にしている依頼先だと、このパターンに陥りやすくなります。
4. 業務範囲の認識がずれている
「バナー制作もやってくれると思っていた」「問い合わせ対応は対象外だった」。業務範囲のすり合わせが不十分なまま契約すると、後から追加費用がかかったり、結局社内で対応することになったりします。
5. 合わないのにやめられない
半年や1年の最低契約期間があり、相性が悪いと気づいても解約できない。費用だけがかかり続ける、というケースです。
失敗する会社に共通するのは「丸投げ」
上の失敗パターンの多くは、依頼先だけでなく、依頼する側の進め方にも原因があります。
- 目標(売上なのか、利益なのか)を決めずに依頼している
- 今の数字や課題を共有していない
- レポートを読まず、定例の場も設けていない
運営代行は「丸投げ」ではなく、目標と情報を共有したうえで任せるものです。月に一度、15分でも数字を一緒に見る時間をとるだけで、成果は大きく変わります。
契約前に確認すべき7つのこと
1. 何を目標にするか
売上を伸ばすのか、利益を残すのか、作業の負担を減らすのか。目標によって、選ぶべきプランも依頼先も変わります。
2. 業務範囲と、対象外の業務
依頼できる業務と、自社でやる業務を一覧にして確認しましょう。特に、ページ制作、受注・顧客対応、在庫管理は会社によって扱いが分かれます。
3. 作業時間・作業量の上限
「月20時間まで」「商品登録は月◯件まで」など、上限を確認します。上限を超えたときの対応(追加料金か、翌月に回すか)も聞いておきましょう。
4. レポートの頻度と中身
数字の報告だけでなく、実施した施策、その結果、次の改善方針まで書かれているか。サンプルを見せてもらうと確実です。
5. 広告費の考え方
広告の手数料は固定か、広告費の何%か。広告の目標を、売上ではなく利益から逆算しているか。
6. 契約期間と解約の条件
最低契約期間、自動更新の有無、解約の申し出期限。最初の1ヶ月で合わないと感じたときに解約できるかは、失敗のリスクを大きく下げます。
7. 自社の商品・業界を理解しようとしているか
契約前の段階で、商品の特徴や競合、今の商品ページをきちんと見たうえで提案してくれるか。ここで手を抜く会社は、契約後も同じ姿勢になりがちです。
ポイント 契約前の提案の質は、契約後の支援の質をそのまま表します。複数の会社に相談して、提案の具体性を比べてみましょう。
以前失敗した方へ
一度失敗すると、「運営代行はもうこりごり」と感じるかもしれません。ただ、失敗の原因が「依頼先の選び方」や「契約の条件」にあったなら、そこを変えるだけで結果は変わります。
株式会社DEXEZのウレノコでは、こうした不安に対して次のように取り組んでいます。
- 契約前に店舗の現状を調査し、改善計画を共有
- 業務範囲・作業時間の上限を事前に明示
- 週次・月次レポートで、施策と結果を見える化(対象プラン)
- 初月のみ解約が可能(初月の25日までにお申し出)
まとめ
EC運営代行の失敗は、「作業だけで改善がない」「中身が見えない」「広告費ばかり増える」「範囲がずれている」「やめられない」の5つに集約されます。
契約前に、目標、業務範囲、作業量の上限、レポート、広告の考え方、契約条件、そして提案の質を確認すれば、多くの失敗は防げます。運営代行は丸投げではなく、目標を共有して一緒に進めるパートナー選びだと考えてください。
