EC担当者が1人で回らないときの対処法|外注・採用・運営代行を比較
「EC担当者は自分1人。商品登録や問い合わせ対応で1日が終わり、売上を伸ばすための施策まで手が回らない」。
中小企業のEC運営では、とてもよくある状況です。担当者が1人だと、その人が休んだり辞めたりしたときに運営が止まってしまうリスクもあります。
この記事では、EC担当者が1人で回らないときに取れる対処法を整理し、それぞれのメリットと注意点を比較します。
まずは業務を「見える化」する
対処法を選ぶ前に、担当者が何にどれくらい時間を使っているかを書き出してみましょう。1週間分を記録するだけで、改善のヒントが見つかります。
| 業務の種類 | 例 | 性質 |
|---|---|---|
| 日々の作業 | 受注処理、出荷の手配、問い合わせ対応 | 毎日発生する。止められない |
| 定期の作業 | 商品登録、ページ更新、イベントの設定 | 週・月単位で発生する |
| 改善の仕事 | 数字の分析、施策の企画、効果の検証 | 後回しにされやすい。でも売上を伸ばすのはここ |
多くの場合、日々の作業と定期の作業で時間が埋まり、改善の仕事がまったくできていない状態になっています。
対処法1:業務を減らす・効率化する
まずは、今の業務の中でやめられるもの、まとめられるものがないかを探しましょう。
- 定型の問い合わせには、テンプレートや自動返信で対応する
- 受注処理や在庫連携は、ツールで自動化できないか検討する
- 複数モールの商品登録は、一括で登録できる仕組みを使う
- 効果の低いイベントや施策は、思い切ってやめる
メリット:費用をかけずに始められる 注意点:効率化できる量には限界がある
対処法2:一部の作業を外注する
商品登録、画像加工、バナー制作など、切り出しやすい作業をクラウドソーシングなどで外注する方法です。
メリット:必要なときに必要な分だけ頼める。費用を抑えやすい 注意点:作業の指示や確認の手間がかかる。売上を伸ばすための判断は、結局社内でする必要がある
対処法3:担当者を採用する
もう1人担当者を採用して、体制を強化する方法です。
メリット:社内にノウハウが残る。長期的には強い組織になる 注意点:
- ECの実務経験がある人材は採用が難しい
- 採用・教育に時間がかかり、戦力になるまで数ヶ月かかる
- 人件費は、月額の給与に加えて社会保険料などもかかる
経験のあるEC人材を採用するのは簡単ではありません。採用できたとしても、その人が辞めればまた同じ状況に戻ってしまいます。
対処法4:運営代行・EC支援会社に依頼する
ECの運営や改善を、専門の会社に任せる方法です。
メリット:
- 経験のあるチームに、すぐに任せられる
- 担当者1人に依存するリスクがなくなる
- 社内の担当者は、商品開発や仕入れ、お客さま対応など、本来の仕事に集中できる
注意点:
- 月額の費用がかかる
- 依頼先によって、対応範囲や改善の提案力に差がある
4つの方法の比較
| 方法 | 費用 | すぐに効果が出るか | 売上改善への効果 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| 効率化 | 低い | 出る | 小さい | まずやるべき第一歩 |
| 一部の外注 | 低〜中 | 出る | 小さい | 作業量だけが問題のとき |
| 採用 | 高い | 時間がかかる | 人による | 長期的に体制をつくりたいとき |
| 運営代行 | 中 | 出る | 大きい(改善まで依頼した場合) | 作業も改善も足りないとき |

ポイント どれか1つを選ぶ必要はありません。たとえば「効率化で時間をつくり、改善の部分だけを外部に任せる」「作業は外部に任せ、社内の担当者は分析と判断に集中する」など、組み合わせるのが現実的です。
運営代行に任せる業務、社内に残す業務
運営代行を使う場合、何を任せて何を社内に残すかを決めておくと、うまく回りやすくなります。
任せやすい業務
- 商品登録・ページ更新
- イベントの設定、クーポン・ポイントの設定
- 広告の運用
- 数字の集計と分析、改善の提案
社内に残すとよい業務
- 商品の企画・仕入れの判断
- 価格や販促の最終的な決定
- お客さまの声の収集
ウレノコの事例
株式会社DEXEZのウレノコでは、ファッションの店舗で、当初年商1,500万円規模だったEC事業部の運営代行を担当し、複数サイトの合計で年商1億円規模まで拡大しました。
※実際の支援実績です。売上・成果を保証するものではありません。
まとめ
EC担当者が1人で回らないときは、まず業務を書き出して、時間の使い方を見える化しましょう。そのうえで、
- 業務を減らす・効率化する
- 一部の作業を外注する
- 担当者を採用する
- 運営代行に依頼する
を、自社の状況に合わせて組み合わせるのがおすすめです。
ウレノコでは、運営は社内のまま改善だけを任せる伴走支援プランと、日々の運営からまとめて任せられる運営代行プランをご用意しています。どこまで任せるべきか迷っている場合も、無料相談で一緒に整理しましょう。
